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桧ストランドボード フロアタイルの試作

フロアタイルの試作品

フロアタイルの試作品

平成28年度、国産材ストランドボードのフロアタイルの試作と実際の使用環境下でのモニターによる評価、検証に取り組みました。

フロアタイルは、OAフロア等のメーカーに依頼し、桧ストランドボード版フロアタイルを試作いただきました(写真は、試作品仕様:500mm×500mm×厚み8mm)。

桧ストランドボードは、見た目が明るく、空間全体を明るく演出することができます。今回試作したフロアタイルは、釘などでとめつけず、仮設的に施工することも可能で、設置期間を限定したり、スペースを部分的に木質フロアにすることも可能です。モニターを実施いただけている信州大学の研究室でも、デスクまわりや廊下の一部を簡単に木質化することができ、学生の作業環境の改善、陽が射し込まない廊下を明るくするような効果があるように感じています。

本年度は、岐阜県生活技術研究所での物性評価(摩耗性試験、キャスター引き摺り試験)と信州大学でのモニターによる検証を実施しました。

写真②:引き摺り試験の様子(岐阜県生活技術研究所)

引き摺り試験の様子(岐阜県生活技術研究所)

写真③:モニターの様子 デスクまわり(信州大学研究室)

モニターの様子 デスクまわり(信州大学研究室)

写真④:モニターの様子 水まわり(信州大学研究室)

モニターの様子 水まわり(信州大学研究室)

物性評価

摩耗性試験:

試験は、テーバー摩耗試験としてJIS A 1453を参考に実施しました。 桧ストランドボード(塗装品)の摩耗性は、コルクボード(特殊樹脂ワックス:床材として使われている他社製品)と比較し、摩耗量および摩耗深さともに優れていることが明らかとなった。

キャスター引き摺り試験:

試験は、弊社および試験機関の協議の上、ボードサイズに合わせた平滑な木製土台を作製し、60kgの台車を10,000回往復させた。 桧ストランドボード(塗装品)のキャスターによる耐衝撃性は、コルクボード(特殊樹脂ワックス:床材として使われている他社製品)と比較し、表面に変化がみられました。また、桧ストランドボードを基材とした場合でも、塗料の種類を変えることで表面塗膜の傷みや剥がれの程度を抑制できることが明らかになりました。

4か月経過時点のモニター評価

(使用状況として、1日平均10~15名の学生さんが毎日10~20往復程度使用)

  • 塩ビに床シートよりもあたたかく、スリッパ等の内履きに履き替える際にも冷たさを感じない。
  • 日常生活のレベルでは、目立った傷もなく、デスクまわりの椅子をひきずる箇所でも若干の凹みはあってもよく見ないとわからない程度である。
  • メンテナンスとして、週1回の掃除機がけ程度で、ほぼきれいに保たれている。
  • 外履きで使用する部分は、水がかかる頻度も多く、目立たないがよく見ると部分的に膨らみが見られる(剥がれはなし)。

本製品は試作段階であり、平成29年2月現在、メーカーとしての販売予定は未定です。

本取り組みは、「平成28年度岐阜県県産材競争力強化・販路拡大支援事業」にて実施した試作開発の成果です。