杉の華 不燃・準不燃性能の検証
平成28年度、国産材ストランドボードの新しいテクスチャーのチップ系不燃・準不燃製品(塗装品)の開発に取り組みました(製品名:杉の華シリーズ)。
今回のねらいは、商業施設、店舗、オフィスをはじめ、より広範な公共案件にも対応でき、かつ他社にはない国産材を活用したチップ系不燃・準不燃製品です。また、メンテナンスや現場での塗装期間の短縮などに配慮し、塗装仕上げとして国が定める不燃性能、準不燃性能をクリアすることを目標として取り組んできました。(製法特許はすでに出願中)
杉の華 準不燃タイプ(クリア塗装)試作品
本製品の大きな特長は、弊社のこれまでのストランドボードよりもチップの素材感を感じることができるテクスチャーです。スギ(ヒノキ)間伐材のチップが表情に動きをだし、よりインパクトの強いおもしろい製品に仕上がっています。
コーンカロリーメーター試験による予備試験の成果をふまえ、平成29年2月現在、国土交通省の大臣認定(準不燃材料相当)の取得にむけて、申請を進めており、平成29年秋頃を目標に塗装仕上げ品として販売の開始を見込んでいます。
コーンカロリーメーター試験(燃焼試験)の様子
本取り組みは、「平成28年度岐阜県県産材競争力強化・販路拡大支援事業」にて実施した試作開発の成果です。