吸放湿性能について
桧ストランドボードの調湿性能について、外部機関による試験の実施および検証を行いました。結果は以下のとおりです。
桧ストランドボードは、他の木質製品や無垢のスギ材と比較しても、吸放湿量が高いことが明らかとなりました。ただし、ウレタン塗装仕上げや自然塗料仕上げをすることで、吸放湿性能はおよそ半減することがわかりました。
水がかかる箇所、手垢が気になる箇所、汚れがつきやすい箇所などでは、塗装仕上げをお勧めしておりますが、調湿性の面から言うと、水や手垢等が気にならない場面では無塗装でのご活用をお勧めしています。
また、塗装仕上げの場合には、無塗装と比較し、見栄えも若干変わりますので、意匠につきましては現物サンプルにてご確認ください。
各種製品の調湿性能
製品 | 吸湿量(g/m²) | 放湿量(g/m²) |
---|---|---|
桧ストランドボード標準タイプ t4mm 無塗装 |
25.7 | 18.2 |
桧ストランドボード標準タイプ t4mmウレタン仕上げ |
13.0 | 7.6 |
桧ストランドボード標準タイプ t4mm自然塗料仕上げ |
14.1 | 9.2 |
スギ合板 t5.7mm※ |
20 | 18 |
スギ製材品(板目) t12mm※ |
15 | 10 |
OSB(輸入品) t9.7mm※ |
12 | 5 |
パーティクルボード t9.2mm※ |
11 | 8 |
コルクボード t6.0mm※ |
15 | 7 |
※表記は、参考値として試験機関研究報告書より
本取り組みは、「平成28年度岐阜県県産材競争力強化・販路拡大支援事業」にて実施した試作開発の成果です。