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守口市立さくら小学校

SAKURA ELEMENTARY SCHOOL

まち・自然・歴史と一体化し、学ぶワクワク感が充満する出会いと成長の場

大阪府守口市の街中にある、新たな地域コミュニティの拠点「さくら小学校」。
子どもだけでなく、地域の方、誰もの学びの場となることをコンセプトに、歴史や自然に囲まれた新しい小学校が誕生しました。

さくら小学校は、学校全体がアクティブラーニングの場となり、さまざまな出会いや発見が学びにつながり、充実した生活が過ごせる施設となっています。また、学校と地域を守り続けるくすのきを囲むように建物が配置され、自然を身近に感じ、自然からも学ぶことができる施設となっています。

さくら小学校では、建物の構造や内装に多くの木が使われています。

エスウッドストランドボードは、木質空間を創りあげる一素材として、教室をはじめ、アクティブスペース、デン、図書室、廊下等の内装や什器に多く使用されています。設計の山本さんは、「学校施設全体を木のぬくもりが感じられ、落ち着いた空間にしたい、そう思ったときに、学校の空間としてストランドボードの色味や柄がちょうどよかった。」と話します。空間の中で、目立たせたい部分や空間があり、一方で、背景的に抜きたい場面もあると言う。そうした施設内の変化が子どもたちのワクワク感や活動にもいい影響をだしていくものと感じます。

学校の特徴として、多くの掲示物があります。学校の先生は、ストランドボードが貼られた教室や廊下などについて、「どこでも掲示物ができるのは大変ありがたい」と言われています。ストランドボードの表面は、一定の耐久性と木チップのテクスチャーが特徴で、実際に使用されていて、全面どこでも掲示ができる点に加え、掲示後の画鋲の穴が比較的目立ちにくく、汚れも目立ちにくいと聴いています。
学校のコンセプトである、建物全体が子どもや地域の学びの場となる。アクティブスペースや廊下などのストランドボードが使われた木質空間では、さまざまな掲示とともに、子どもたちの発表の場ともなり、成長の場ともなります。

子どもたちが五感で自然素材を感じる施設。完成後、学校を訪れた山本さんは、「完成して、実際に木の触り心地や香りを実感し、内装や什器に使われた木に何となく触れている児童をみかけたりします。これこそ、木ならではの良さであり、学びの素材として、木を使うことが、二酸化炭素の固定等、環境負荷の低減に繋がることも伝えていけます。」と、木の魅力を語ってくれています。

守口市立さくら小学校

住所 大阪府守口市東光町2丁目1-4
構造 鉄筋コンクリート造、木造 一部鉄骨造
階数 地上3階
設計 株式会社昭和設計
(住所 大阪府大阪市北区豊崎4丁目12-10)

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