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桧エスウッドテーブル第一号が無事に引っ越しました!

秋晴れの10月15日午後、川崎市多摩区三田に一人の女性と四人の男性が集結しました。
集まったのは、(有)イーズで「私の森.jp」を担当されている安西さん、目下米国留学中で、短期奨学生としてJFSに在籍している笑顔の素敵な中国青年の健(ジェン)さん、2トントラックで足立区からはせ参じた帝国器材(株)の男性スタッフお二人、そしてエスウッドの角田です。場所は枝廣淳子さん率いる(有)イーズさんの初代オフィスが置かれていたマンションの一角です。

実は、(有)イーズさんの初代オフィス(愛称「枝ひろがるえだひろば」)が、しばらく前に世田谷に移転されたことに伴い、お使いいただいていた特注品の桧エスウッドテーブル第一号を移転することになったのです。このテーブルは、まだよちよち歩きだったエスウッドプロジェクトにとって、忘れることのできない第一号の家具製品でした。それに加えて、えだひろばの壁に貼られた桧エスウッド(ストランドボード)も、記念すべき(!?)最初の施工例だったのです。えだひろばのオープンから数えると、もう7年を越える時が流れたように記憶していますが、その折には、枝廣さんもかつてメンバーだったLICC(Lumberpeoples Internet Communication Club)の榎戸代表や木村木材工業(株)の木村さん(現社長)にも随分お骨折りいただいたのでした。
久しぶりに再会した桧エスウッドのテーブルや壁は、予想以上に元気で、ほとんど傷んでいない様子でした。正直に言えば、多少の心配もあったので、ほっと安堵した次第ですが、きっとオフィスの皆さんに大事にしていただいたのでしょうね(^^;。

とはいえ、何しろこのテーブルの天板は、幅が120cmで長さは2700cm、重量は70kgもあるというウルトラ特注品ですので、引っ越し先を探すのには少し時間がかかりました。最初に声を掛けた名古屋の友人からは、2階のオフィスの床が抜けないか心配なので・・・、とのレスがあり、しからばマンションならどうかと、「Tokyo-igusa」チームのダイヒットカンパニーさんに振ると、「残念ながら電線が邪魔して、クレーン車での搬入がままならない」との返事。それなら「帝国器材(株)さんの展示室兼小ホールならどうだろうか?」と投げた速球がど真ん中のストライク!快く引き受けていただいてのこの日だったのです。

枝廣さんはつねずね「顔の見えない大量生産工業から、顔の見える有機工業へ!」とおっしゃっていますが、思えば「えだひろば」の桧エスウッドテーブルと壁面こそは、エスウッドプロジェクトが「有機工業」という夢に向かって恐る恐る足を踏み出した最初の一歩だったのです。
何はともあれ、この引っ越しにお力添えいただいた皆様に、心から感謝です。
本当にありがとうございました。(角田 記)

*画像は、上から「えだひろば」内のエスウッドテーブルと壁、帝国器材(株)さんスタッフによる積み込み、支援中の健さん(JFS奨学生)、(有)イーズの安西さん。