フル稼働
この夏より注文が途切れることなく現在に至っておりますが、特に先月は大口の物件が2件重なり生産のピークとなりました。
工場の機械はフル稼働となり、納期のことで胃の痛む思いをする反面、フル稼働の状態は実に気分の良い充実感があります。
常に機械を動かすことの一番のメリットは、安定した品質の製品を生産できることです。今回は一千枚を超える製品が色、比重、風合いなどが均一で、納得のいく生産ができました。
思えばこのように忙しくなる予兆というか、吉兆というべきものがありました。
とある自販機でコーヒー(100円)を買ったときのことです。
千円札を入れコーヒーのボタンを押しておつりレバーを回したところ、五百円玉が出ず、いきなり百円玉で出始め、それがなんと3枚出たところで止まってしまいました。
「おい!どうしたというのだ!」
と思って上を見ると、入れた千円札が戻っているではありませんか。
この件を境にして以後、注文が途切れず今に至っています。
300円とコーヒー1缶、これは自販機の不具合ではなく神様からの贈り物と思い、謹んで頂戴することにしました。