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カムサハムニダ その1

2月23日(火)から26日(金)までの4日間、韓国を訪ねました。海をへだててすぐの隣国ですが、はじめての旅で、エキサイティングな時間を過ごしてきました。出発前、この時期のソウルはとても寒いので、十分な防寒対策をとるようにとの案内があり、めったに着ることのないダウンのコートを羽織り、バッグにはしっかりと懐炉を詰め込みました。が、意外にも、この4日間、ソウル周辺はうそのように暖かく、寒がりの私には、なによりのプレゼントで、「カムサハムニダ」(ありがとう)なことでした。

今回の旅は、韓国の最新の住宅・木材事情の調査を目的にしたもので、岐阜県木材協同組合連合会の主宰です。メンバーは、アドバイザーが東大の安藤直人教授、県木連から東方副会長と岩田専務、岐阜県からは県産材流通課の久松さん、民間からは、岐阜木材工業団地での長いお付き合いの不破木材の不破社長と後藤木材の後藤専務、恵那の金子建築工業の金子社長夫妻、飛騨の笠原木材の山田社長、白川の(株)山共の田口社長(若い!)の個性派7名、そして通訳は、東大大学院安藤研究室に留学中の宋さんと李さん、という総員13名の豪華キャスト(?!)でした。

ほとんどが仕事、ほんの少しだけ観光というハードな4日間は、とても中身の濃い時間でしたが、その一端を、何回かに分けてフォトレポートでお伝えしたいと思います。
第1回は、ソウル新都心の江南地区に位置する韓国国際貿易センター(COEX)で開催されたキョンヒャンハウジングフェアー。このフェアーは、前年実績で出展450社、展示面積4万m2という、韓国最大のハウジングフェアーだそうですが、その全体像は、3時間そこらではとてもつかめませんでした。
まして、ほとんどの掲示は、私には図形にしかみえないハングル文字のオンパレードなのです!

ですが、このフェアーの一角には、農林水産省林野庁ブース(「JAPAN WOOD パビリオン」)が設置されていて、北は群馬から南は宮崎までの国内13社が出展中で、今回のツアーの眼目の一つがその取材だったのです。その中には、嬉しいことに旧知の3社が含jまれていました。

以前に、上海・南京への日本材輸出促進ツァーで一緒だった静岡のウッドワイステクノロジー(株)さん(斉藤社長)と(株)新栄さん(藤田会長)、それに古くからのLICC(Lumber-peoples Internet Communication Club)仲間でJパネルメンバーの塩谷さんが運営する現地のネットワーク「C・O・M・O・R・E・B・I wood homes networks」の3社です。なかでも、斉藤社長と塩谷さんとは、久しぶりのおしゃべりの花が咲きました。この再会が、ツアー初日の23日のハイライトでした。  (角田 記)

* 画像は、上から、連結金具の見えないウッドワイステクノロジーさんの木造軸組、新栄さんの
 桧のシェードの照明器具、KOMOREBIブース外観、同桧風呂(赤い皮の縁取りが印象的です)
 、同桧薄板を使ったおしゃれなパーテーション です。