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新しい木質舗装技術へのトライ

7月2日の金曜日、断続的に降る雨のなか、岐阜市の長良川ふれあいの森に出かけました。
岐阜県の支援を受けた「平成22年度地域材利用開発プロジェクト支援加速化事業」の一環として、間もなく新しい木質舗装技術を使った実証モデル施設の施工が始まるのです。

この技術の特長は、使用原料が「岐阜県下の未利用木質破砕材(樹皮、枝、葉、幹など。含水率30?40%)」であることに加え、「非加熱・無溶剤タイプの水溶性アスファルトを活用したシンプルかつ維持管理の容易な舗装技術」という点にあります。

プロジェクトの事業主体は、県下有数の素材生産業を営む(株)遠藤造林さん、計測を担当するのは岐阜高専の吉村研究室、舗装試験体の性能評価を担当するのは三井住建道路(株)技術研究所という錚錚たるメンバーの中に、わが(協)エスウッドも微力ながら事務局として参加させていただいています。

わがチームは、我が国森林の活性化につながる林地残材の活用という点や、歩行者(とりわけ子供達やお年寄り)の歩行衝撃や温熱環境の改善、それにヒートアイランド現象の緩和にとっての、今回の新技術の潜在的可能性の大きさに注目しており、これからの進展に意欲を燃やしています。
又、途中経過をアップしますので、ご期待ください!   (角田 記)

* 画像は上から、舗装予定地、測量点の標識、(株)遠藤造林の遠藤社長、です。