アナログなトラブル対応
ストランドを乾燥炉へ送るスクリューコンベアーを修理に出しました。
先週の木曜日のことです。
スクリューコンベアー (回転することでストランドを、奥にある乾燥炉へと送り込んでいきます)
週明けには直って戻ってくるものと思っていました。
乾燥炉が使えない、その間の2、3日は、「桧ストランドボード」の生産は完全にストップです。
工場の方は、乾燥炉を使わずに生産できる「イグサボード」に切り替えることにしました。
ところが、週が明けても「直りました」の連絡はなく、翌火曜日の午後になっても連絡がないので、こちらから状況を尋ねました。
「急ぎで対応していますが、もう少し日数がかかりそうです」との返事で、「いつまでに」といった、はっきりした返事もいただけませんでした。
こうした事態に少し焦ってきました。
というのは、いぐさの在庫がそんなに残っていなかったからです。
このままいくと、3、4日後には生産スタッフの手を空けてしまうおそれが出てきました。
加えて、桧ストランドボードの12mm厚の注文が入ってきました。12mm厚は在庫がなく、これはなんとかして生産ラインを動かさなければなりません。
窮した状況になって思いついたのが、スクリューコンベアーの代わりにエアーでストランドを乾燥炉へ送り込めないかということでした。
早速、ステーを取り付け、エアーガンをセットしました。とにかく生産ラインを動かすことが先決で、見てくれは構っていられません。
ストランドと一緒にエアーも送り込まれるので、乾燥炉内の温度が上がりにくいという問題は出ましたが、ストランドはおおむね順調に乾燥炉内へ送り込まれいきます。
なんとか注文に対応でき、迷惑をかけずにすみそうです。
かなりアナログな対応ですが、スクリューコンベアーが直って戻ってくるまでは、この方法でしのぎます。