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木材と住環境 木肌の温もり、木目の魅力①

先週、オーシカ接着剤講習会に参加してきました!

今年は表題の”木肌の温もり 木目の魅力”という副題に興味をいだき、京都大学農学研究科の仲村匡司先生の講演を聞いてきました。

仲村先生の研究は、ごくごくありふれた木に関する普段の疑問を徹底的に追及したもので、

例えば…

「人はなんで木にあたたかみを感じるのか」
「人はなんで木目調を気に入るのか」
「人はなんで木製グッズや木製おもちゃをかわいいなと感じるのか」

これってそうだなぁと思うんですが、なぜ?と考えたことがない!
そして、これって本当に一般論なの?

そんな投げかけをいろいろな研究データもあわせて、説明いただいたので、とても勉強になりました^^

話が変わりますが、みなさん、木の家って、ぱっといいイメージを持たれる人が多いんじゃないでしょうか?
建物の中には・・・本物の木でなくてもコンクリートなのに木目や節を転写したり、壁用塩ビクロスやタイルとかもたくさんの木目調のシリーズがあると思います。

本物でなくても見た目が木目調だと好まれる。。。

不思議ですねぇ・・・。そして、木材を扱うものとしては、残念ですねぇ・・・。
ただ、現実はそんな傾向があるのかもしれません。

ということは、
ここからは個人の見解ですが。

木の本来の特徴には「あたたかさ」、「香り」、「触り心地」、「調湿性能」などなどたくさんあるのですが、結局のところ、視覚的な木目や節がポイントになるのかなと思いました。

言い方が悪いかもしれませんが、見た目だけの商品(木目調の壁紙など)でも売れるということは、そういうことなのかなと。

言うまでもなく、本物の木は見た目だけでなく、たくさんの良さがあり、こうしたところにも目を向けてほしい!というのが本音です!
特に木質内装といえば、日常的に直接木を感じられ、気をより多く使うことができる住宅部材のひとつです。

ぜひぜひ、木目調の塩ビクロスや建具化粧材に満足するのではなく、本物の木を使ってもらいたいなと感じるばかりですね^^

ここで、ちょっと先生のプレゼンで紹介されたデータを。

木材住宅へのイメージアンケート調査で、明快な違いがでたキーワードは・・・
「落ち着きのある>落ち着きがない」、
「安心な>不安な」、
「美しい>みにくい」、
「あたたかい>つめたい」、
「好きな>嫌いな」、
「きれいな>きたない」

いいですねぇ。。。なんと、気持ちいい!!!

また、住宅供給業者がいだく家のイメージ!ベスト3!!
1位 「癒」
2位 「和」
3位 「健」

これまたいいですねぇ・・・みなさん、木をたくさん使いましょう!^^!
ストランドボードはおすすめです! 次回またこの続きを…
(develop)