「男おいらん」名古屋公演を楽しみました!
連休初日の3日、生け花雪舟流次期家元の増野さんのお誘いを受け、3月の東京公演が好評だったという、新演出による「男おいらん」名古屋公演を覗いてきました。
出演者は全員若い男性で、イケ面役者が美しく着物で着飾った男遊女に扮して、その悲しみと愛を熱く演じるのですが、彼らを「買う」客はもちろん男性で、彼らの恋人も男性というわけですから、舞台は妖艶さを自乗するほど蠱惑的なものでした。いやあ、期待をはるかに上回りましたねー。
増野さんは、以前の演出時はプロデューサーとして、今回はいけばな美術担当として参加されたということで、ご自分が制作された生け花をバックに撮影させていただきました。
おまけに、自分の記念写真です(笑)
増野さんには、以前、弊社のイグサボードを作品に使っていただいたことがあり、それ以来のご縁ですが、若くして、生け花はもとより多方面の芸術分野で才能を発揮されている、期待の俊英です。
近いうちに、再びイグサボードを使ってみたいとのこと、いやあ楽しみですねー(^^;
さて、この公演は名古屋市中村区の中村文化小劇場で開催されたので、地下鉄東山線に乗って中村公園駅で下車したところ、目の前に周囲の建物とは何の関係もなく巨大な鳥居がそびえていました!
柱の裏に回ると、「昭和4年10月竣工」、「市併合記念 旧中村村民」とあります。つまり旧中村村の名古屋市への併合を記念しての建立だったんですねー。
その鳥居が、ほかならぬこの場所にあるというのには、現在の景観からは想像できない何かの理由があったのでしょう。少し気になりながら帰路につきました。
(角田 記)