エスウッド研究室の日々~2~
こんにちは、研究開発室です^^
6月にぎふメディアコスモスのブログをアップしましたが、今日はそのつづきを。^^
これ↓は、岐阜市のホームページからもってきたんですが、話題のうねった屋根部分もだいぶ完成に近づいているようで、工事も順調のようです。^^
そろそろ、うちの”ストランドボード準不燃”の出番ですね!
先月、ちょうど見学会があったので、現場を見てきました。
ストランドボードを使ったモックアップもありましたね。(やった!)
書棚の棚板として、ストランドボードが使われており、コンクリートとストランドボードの色目がいいかんじに、マッチしてみました^^
ほんとはそのときの写真を載せたいところですが、まだ大々的に公開できないということで、岐阜市図書館のサイト、作業日記をご覧ください。
ここに少しだけ載ってました^^笑
http://lib-gifu.city.gifu.gifu.jp/notice-each%20library09-2.htm
研究室では、この「桧ストランドボード準不燃」の試験を進めてきました。
この製品の特長は、一般的な準不燃材よりも白華現象が抑制されていること。
ここにつきます。
そして、異素材との複合ではなく、純粋なひのきにこだわった素材であること。
厚みもあって、重量感、木質感は一級品ですね^^
棚板として使われるのは初めてで、強度試験のほうもやっています。
うちでは、よくJIS規格のパーティクルボードを基準とするのですが、
はく離試験結果・・・全サンプル合格
曲げ試験結果・・・全サンプル合格
厚さ膨張率・・・全サンプル合格
驚いたのは、厚さ膨張率の試験結果が、際立ってよかったこと。^0^
部分的にはイソシアネートなどの水に強い接着剤を使った木質ボードに匹敵する値がでました!!
関心があるかたはいつでもご相談ください。こちらへ→(osada@s-wood.jp)
そして、もうひとつ。
調湿性。 恒温恒湿槽で試験です^^
今回、家具や書架での活用ということで、
いくつか確認しておくことがありました。。。
そのひとつが、調湿性。いわゆる吸湿と放湿の特性ですね。
これが優れているということは、吸ったりはいたり、湿気の出入りが多く、準不燃材料にとっては、
ある意味・・・、
困ります。というのも、中に含まれる難燃剤が、その吸ったり、吐いたりする過程で、表面にでてきて白く結晶化してしまうからです。
難燃剤は、湿気を呼び寄せる特徴があるようで、
製品によっては、湿気の高い時期に表面が濡れ色になったりする現象も起こります。
弊社のこの準不燃タイプは、
そうした現象を抑えた製造工程をふんでいます。そこはもちろん秘密ですが^^
いずれにしても、
調湿性自体が、抑制されることで、
→ 湿気の出入りが少ない
→ 表面が濡れ色になりにくい(意匠の安定化)
→ 白華現象が起きにくい(白く粉ふくことがとても少ない)
→ 表面の凹凸も標準タイプよりも少ない。
こんないい循環がうまれそうです^^!
詳しくお聞きなりたいかたはまたご連絡くださいね。(develop)
tel 058-379-3023
mail osada@s-wood.jp(長田)