木材学会 木材接着研究会 講演
こんにちは、研究開発室です。^^
先日、木材学会の木材接着研究会にて、講演をさせていただきました。
会場が、みんなの森ぎふメディアコスモスということもあり、大学や研究所の先生方に加え、施設にかかわった方々による木材利用、木材接着をテーマにしたものということで^^
施工を行った戸田建設さんや構造設計をされたARUPさんのお話はとても興味深く、おもしろいお話しでした。
それと、セメダインさんがこの施設用に開発した現場用のウレタン系樹脂のお話もとてもおもしろかったですね。
今では、市民のかたがたが気持ち良く活用できていて、一方で裏話を聞けば聞くほど、大変な作業と苦労が積み重なってできていることを実感できます。
設計にしても、施工にしても・・・
弊社の桧ストランドボードもたくさん使っていただき、
準不燃タイプということで、特注に近い製品ということもあり、
ひと手間・・・、いやふた手間以上ですかね、工程が増えたり、安定供給するのに気を付けながら無事に納入できました。^^
そこには、伊藤豊雄さんの事務所や藤江和子さんのアトリエさんの協力なしではたどりつけなかったと思いますし、ボード加工、家具、什器への2次加工に関わった方々の力も欠かせないものでしたね。
さて、、、
講演の話しに戻りますが、(ようやく・・・笑)
今回の講演のきっかけは、以前から開発をご一緒いただいていた、森林総研さんよりお声いただいたものでした。(とってもありがたいです!)
木材の接着を専門に研究されている皆さんのお話は、とてもとても・・・深く、接着の奥の深さと接着メカニズムのまだまだわからない部分が多いことを感じましたね。質疑やディスカッションもとても勉強になるとともに、刺激ももらいました!
わからない部分があるというとマイナスに聞こえますが、
逆に言えば、まだまだ研究の余地、進展の余地があるということで。
それは、ストランドボードはじめ、木質系ボードがより発展する可能性もあるのかなと、
勝手に解釈もしてました笑
平成14年に、前社長の角田さんが取り組んだ「国産ストランドボードの製造技術と性能評価」。
接着剤の難燃化や最適なストランドボード製造の技術開発をひたすら模索した開発経緯などもプレゼンでは話させてもらいました。当時作った報告書↓
社会にでれば、いろいろな開発課題があるかと思いますが、
エスウッドは、あくまで、国産材ストランドボードという切り口から、
新たな開発、新たな発見、そして使う皆さんが気持ち良く思ってもらえるものを目指して前進したいと思っています!(develop)