木と建築で創造する共生社会研究センター WASS東海のご報告
皆さん、こんにちは。
今日は僕が世話人をやっている、WASS東海のご報告です。^^
先日のシンポの舞台は、飛騨高山。
高山駅舎の木質化をテーマにシンポを行いました。
講師には、
設計をされた内藤廣建築事務所さん、
木材供給をとりまとめた高山木材製材組合さん
そして、管轄の高山市さん。
とてもおもしろいやりとりを聞くことができました。
そんなことがあったの?
そんな状況だったの?
・・・などなど、
関わっていても、初めてそれ聞いた、、、と講師のかたでもそんなやりとりがあり、ある意味、おもしろかったですね。
内藤廣設計事務所さんからは、
設計するときの木材の使い方、
木材利用を促進する4つのポイント、
そして、2日目の見学会では、ラチ内の空間や自由通路の内装のこだわった部分を見ながら間近で聞くことができ、とても勉強になりました。
シンポも新しい発見やなるほどと思うことがたくさんあったのですが、
やはり、現地を見ながら案内いただけたのは、とても良かったなぁと思っています。
自由通路↓
ラチ内↓
ほとんどの内装は、ヒノキの無節材で統一されており、
木材組合さんの短納期でこれだけのものを集めた技量には現場をみればみるどほど驚きです。
8社が共同で連携して集めた…と言われていましたが、連携して初めて成功した案件だなぁと感じました。
完成したものをみると、ほんとに居心地のよい空間で、
地元のかたにとっても、観光で来られるかたにとっても、すばらしい高山の窓口です。何度見ても。
ただ、
ひとつの建築を建てるにも、たくさんのかたの関わりや苦労があってできることを改めて感じた会でした。
それは木材にかかわる者だけでなく、関係者すべてのかたです。
それを思うと、またあの駅舎への思い、見方も変わりましたね。
来年度もまた東海エリアで何かしらのしかけを作っていければと思っています。
ご興味があるかた、ぜひぜひお声かけください!