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イグサの産地=八代へ

先週の2月16日、久しぶりに八代を訪ねました。田宮製畳の田宮社長と中部国際空港で合流しての空路での訪問でしたが、西日本は風が吹き荒れる寒い一日で、往路も復路も結構乱気流に悩まされました・・・。

熊本空港で東京組の谷口さん(ダイヒットカンパニー)、大田さん(同左)、池田先生(日本能率協会)と合流、シャトルバスで新八代駅に向かい、そこからはレンタカーで八代でも有数のイグサ農家を営む酒井泰四郎さんのお宅へ。途中からは、八代い業センターの守田センター長さんとご一緒しました。

実は、昨年秋より、経済産業省の「農工商連携事業」の支援を受けて「Tokyo-igusa」プロジェクトが動き出していて、今回はその初めての全員ミーティングだったのです。ミーティングは大いに盛り上がり、まずは全員の力で、「イグサ石鹸」を大々的にアピールしていくことになりました。
会合が終わってから、酒井さんに泥染めしたイグサと無染のイグサを見せていただきました。色も香りも随分違うんですねー。それぞれに長所があり、適材適所で使い分けているそうです。

その後、実際にイグサを育てている田んぼに案内していただきました。産地の農家の皆さんが丹精込めた緑の田んぼはとても綺麗でした。その反面、現地では予想以上に休耕田が拡大しているという厳しい現実がありました。国産イグサの最後の拠点である八代でのこれ以上の作付け減少は、何としても防がなければならないと、改めて強く感じた八代訪問でした。 (角田 記)

画像は上から、相談中の酒井さん、守田さん、イグサの田んぼ、泥染めのイグサと無染のイグサ(向かって右の長い束が無染)です。